アナログで下書きをしたあとにスマホで写真を撮ってアイビスペイントで清書をすると、イチからスマホで描くよりやりやすいです。
でも、「どうやって描くの?」「描いたあと下描きだけ消せるの?」など最初はわかりにくいですよね。
そこで、ここではアナログの下書き写真にペン入れをして線画を描いていく手順を説明していきたいと思います。
アイビスペイントで下書きをアナログ→写真撮って線画を描く方法
①アイビスに下書きの写真を取り込む
1:はじめに下描きの写真を取ります。なぞったあとは消してしまうので、多少影になったりしても線がわかればOK。
2:お好みのサイズで新しいキャンバスを作って、レイヤーのメニューを開きます。下部メニュー右から2番目の■のマークをタップするとこの画面になります。
3:左側にある黒い5つのアイコンの中の『カメラマーク』をタップ。画像選択の画面になるので先程撮った写真を選びましょう。
4:選択すると、画像の大きさや位置を調整する画面になります。
そのままスワイプで移動、ピンチイン・アウトで拡大縮小ができますので、ちょうど良い場所に合わせましょう。
良いと思ったら右下緑のチェックマークをタップして完了します。
線画抽出はキャンセルでOK。
◎取り込むまでの詳しい手順はコチラでも説明しています
⇒【アナログ線画を写真から取り込む方法】
②線画用のレイヤーを用意する
ここで、線画を描く用のレイヤーを選びます。
これをせずに下描きの上にそのまま描くと、下描きだけ消すのが大変になってしまうので気を付けましょう。
まず、上の手順通りに取り込んだらこのような並びになっていると思います。
↑1に何も描いてないレイヤー、2に取り込んだ画像が入っている状態ですね。
この場合は、下(1)の何もないレイヤーのサムネ部分を触って上にスワイプします。
そうすると、上下が入れ替わって『1に取り込んだ画像』『2に何もないレイヤー』になります。
この状態で、2の何も描いてないレイヤーを選択します。写真のように青くなっているのが選択された状態です。
そうしたらレイヤーのメニューを閉じてペン入れをしていきます。
そしたら同じように下描きが下(1)になるようにして新しいレイヤーを選択すればOKです。
③ペン入れをする
あとは、下描きをなぞって清書していきましょう。
もしも下描きが濃くて見づらいなーと感じたら、透明度を変えてちょっと薄くするとやりやすいです。
1:レイヤーメニューを開いて下描きのレイヤーを選択
2:一番下にあるスライダーを左に動かしてちょうどいい薄さにする
ペン入れの邪魔にならず、でも見えるくらいの濃さに調節しておきます。今回は40%にしてみました。
調整が終わったら、また下書き用レイヤーを選択し直すのを忘れないように!
右上の手のマークをタップすると↑のメニューが開くので、その中の『手ぶれ補正』と『補正方法』を設定します。
【手ぶれ補正】⇒数字が大きいほど補正力が強くなります。描きやすい数値は人それぞれなので色々試してみてください。
【補正方法】
・事前補正⇒書き心地は補正なしの時と変わらないまま、綺麗な線が引けます。サッと勢いよく描く線におすすめ。ゆっくり描くとブレがわかります。
・事後補正⇒描き終わったあとにペンを離すと綺麗な線に変わります。ゆっくり長く描く輪郭などにおすすめ。補正力は強いですが思い通りの線にならないことも。
私は今回、
手ぶれ補正⇒『7』
補正方法⇒輪郭や頭、体などの長めの線を引きたい部分には『事後補正』目や前髪など細かいパーツ、サッと勢いよく描きたい毛先などは『事前補正』
という感じで描きました。
④下描きを消す
ペン入れを終えたら、下描きを消してしまいましょう。ここまでの手順通りに作業していれば消し方は簡単です。
1:レイヤーのメニューを開いて、下描きのレイヤーを選択します。
2:右側にあるゴミ箱のマークをタップ。
そうするとパッとレイヤーが削除されます。このように、
線画のレイヤーだけになりました。
これでペン入れは完了です!
万が一、レイヤー選択を間違えて下書きの上にそのまま描いちゃってた…という場合は、こちらの方法で消せるか試してみてください。
関連記事⇒アイビスペイントで下書きだけ消す方法は?
↑で上手くいかない場合は、残念ながら描き直しになります…。
色塗りをするときも同じようにレイヤーを分けると便利です。その時、線画を描いたレイヤーは一番上に置いておくといいですよ。
アイビスペイントで下書きをアナログ→写真撮って線画を描く方法まとめ
アナログ下描きを取り込んでアイビスペイントでペン入れするときのポイントは、レイヤーを分けることです。
これを忘れて下描きのレイヤーに線画を描いてしまうと、下描きだけ消せなくなる危険も…苦労が水の泡になってショックでやる気を無くします(経験者)
力技でなんとかする方法も紹介していますが、上手くできない場合もあるので、まずはレイヤーをチェックして、
- 2つに分かれてるか?
- 下描きを取り込んだレイヤーを選んでいないか?(空のレイヤーを選んでるか)
を確認してからペン入れを始めましょう。
途中、下描きの透明度を変えたりしたあとに線画のレイヤーを選び直すのを忘れて描いちゃう失敗パターンもあるので気を付けましょう!私はよくやっちゃいます(^_^;)
それでは、参考になれば嬉しいです♪