三が日も終わると、すっかりお正月モードから日常に戻ります。
この時「お正月飾りもそろそろ片付けようかな」と思ってしまいますが、そもそも、お正月飾りっていつまで飾っておくものなんでしょうか?意外に知らなかったりしますよね。
そこで今回は、
「お正月飾りはいつまで飾るものなのか?」
「片付ける日や片付け方について」
という事について説明していきます。
お正月飾りや鏡餅はいつまで飾っておく?
しめ縄や門松などのお正月飾りや鏡餅って、いつごろまで飾っておけばいいのか、いつ片付けるべきなのか、悩んだりしますよね。
このお正月飾りを飾っておく期間というのは、地域ごとに結構違っていたりするんですが、基本は7日まで飾っておくというのが一般的になっています。関西地方では15日の所も多いですね。20日までや、早くて4日には下げるという地域もあるので、もしお近くに古くからお住まいの方がいれば、あなたの住んでいる地域の風習を聞いてみるのもいいかもしれません。
詳しくわからない場合は、7日に下げれば大丈夫です。
ただ、鏡餅は他のお正月飾りよりちょっと遅れて、11日に下げることになっています。
ここからは、
「何故その日に片付けるのか?」
「片付け方は?」
というあたりについて、より詳しく説明していきますね。
お正月飾りはいつ片付けるの?
しめ縄や門松などのお正月飾りは、7日に片付けるのが一般的です。
何故7日なのかというと、1月7日までが松の内といって年神様が家にいらっしゃる期間なんです。その間、年神様をおもてなしする為にお正月飾りをするんですね。
意外とこの理由を知らずに飾っていることが多いかもしれません。
理由がわかれば、年神様がいらっしゃる期間が終わる=松の内を過ぎたら片付けると覚えやすいですよね。
また、松の内を過ぎたらいつでも良いというわけでもないようです。
7日に七草がゆを食べて、その後、お日様の力が増してくる午前中のうちにお正月飾りを下げるのが縁起が良いと言われています。
そして、下げたしめ縄や門松は、神社へもっていき、「どんど焼き」で焚き上げてもらいましょう。
どんど焼きは、15日またはその前後の土日などに行われることが多いので、それまでは自宅で丁寧に保管しておきます。乱雑に扱うと縁起が悪いので気を付けましょう。
近くの神社でどんど焼きをやっていない場合、またはその日に行けないという場合でも、都合の良いときに神社へ持っていけば、お清めをしてお焚き上げをしてくれます。お近くの神社に問い合わせてみてくださいね。
お正月飾りを焚き上げるということには、年神様を送り返す・お見送りをするという意味がありますので、なるべく神社へ持っていき処分するようにしたいですね。
どうしても神社に持っていけない!っていうときは、一般のゴミとして燃えるゴミの日に出すこともできます。
といっても、乱雑にポイっとするのではなく、塩で清めたり、新聞紙などの紙に包んで捨てるようにしましょう。
鏡餅はいつ下げる?
一方、鏡餅は松の内を過ぎて少し経った後の「1月11日」の鏡開きの日に下げます。
関西など、松の内を15日とする地域では15日が鏡開きとなりますね。
そして下げたその日に、お汁粉やお雑煮にして食べるのが一般的です。
年神様は家にいらっしゃる間、鏡餅に宿っているといいます。なので、お供えしていた鏡餅には力が備わり、それを食べることで神様の力を授けてもらえるんです。今年1年の無病息災につながるとも言われていますので、食べるようにしたいですね。
鏡餅を開く時は、刃物を使うことは禁忌とされています。切腹を連想させるため縁起が悪いんだとか。
なので、昔ながらの木槌や金槌で力のある人に割ってもらうか、水につけたりレンジにかけるなどして柔らかくしてから手でちぎるなどの方法で鏡餅を食べるようにしましょう。
一番縁起がいいのは木槌で開くことだそうですが、なかなか難しいですよね(^-^;
小さなパックが鏡餅型の入れ物に入っている商品などは、「それでいいのか?」という感じもしますが、こういった手間がなくいいですね~。
お正月飾りはいつまで飾る?まとめ
お正月飾りを飾っておくのは、
- しめ縄・門松などのお正月飾り⇒7日(松の内)まで
- 鏡餅⇒11日(鏡開き)まで
と覚えておけば間違いないでしょう。
そして、この日に片付ければOKです。
処分する際も、少し手間に感じるかもしれませんが、ただ捨てるのではなく、ちゃんとした方法で処分するようにしましょう。1年の縁起物ですからね。
私も、お正月飾りの意味を分かっていなかったときは、処分の仕方について深く考えていませんでしたが、ちゃんと理由を知ってからはキチンとしないといけないなぁと反省しました(^-^;
鏡餅も、うっかり飾りっぱなしで気付けば1月も終わり…なんてことになりがちな私ですが、なるべくこういった伝統通りに下げて食べて、縁起のいい1年になるようにしたいです。
それでは、あなたにとって良い1年となるよう願っています♪