子供が大きくなって役目を終えたお雛様。何十年もしまいっぱなしで、収納場所をとっていませんか?
思い入れがあり手放すのは惜しい気持ちもありますが、ずっと飾らずにいるのもお雛様に悪い気がしちゃいます。
そこで、いざお雛様を処分しようと思うと、「ゴミに出すわけにもいかないし、どうしたらいいんだろう?」と困ってしまいますよね。
ここでは、そんな「どんな方法があるのか?適切な処分方法は?」などの『お雛様の適切な処分方法』について説明していきたいと思います。
雛人形を処分する方法は?
雛人形を処分するのって、ちょっと躊躇しちゃいますよね。お人形には魂が宿るなんて言われていますし。
ただ、ここにそれほど抵抗がない場合は、お住まいの地域のルールにしたがってゴミとして処分してもかまいません。燃えるゴミに出しちゃいけないという決まりはありませんからね。
でも、やっぱりどこか引っかかるというか、ゴミにぽいっと捨てるのはちょっと罪悪感がありますよね(^-^;
そんなときは、『人形供養』に出すのが一番の方法になります。
神社などで行われる供養に出せば、「捨てた」という罪悪感ではなく「今までありがとう」と感謝の気持ちで送り出せるので、気持ち的にもすっきりしますからね。
それでもなんだかもったいないと思う場合は、近場の児童養護施設などに譲れないか尋ねてみるのもありかもしれません。人形が欲しいと言ってくれるところも中にはありますので、そういったところに譲ることができれば、子供たちに楽しんでもらえて良いですよね。
ただ、寄贈する場合は事前に雛人形の状態をチェックしておきましょう。長年収納しっぱなしで虫食いやカビなど、状態が悪くなっているものは贈れません。
雛人形を処分するなら供養に出すべき?
3つの処分方法のなかで、一番良いと私がおもうのが『人形供養』に出すことです。先ほども書きましたが、ただ捨てるより気持ちがすっきりするし、状態が悪くても関係ないですからね。
状態が良く寄贈したいと思っても、なかなか引き取ってくれる場所が見つからなかったりもしますし、よっぽどのこだわりが無いかぎりは、供養に出すのが手っ取り早いです。
ただ、供養に出すと言っても、具体的にはどうしたらいいのか?どういった場所でやっているのか?よくわかりませんよね。
人形の供養は、全国の神社などで主に行われていますが、すべての神社が供養してくれるわけではありませんので、事前に調べる必要があります。
『人形 供養 ○○←あなたの住んでいる地域名』などで検索すると、各地の人形供養をしている神社が出てくると思うので、是非一度調べてみてください。
色々調べた結果、「近所には無かった」なんてことになると、また困ってしまいますよね。遠くまで車で運ぶことが出来ればいいんですけど、そうもいかないと諦めるしかないのか?とガッカリしちゃいます。
でも、そんな「近くで供養してもらえない」場合でも、諦めることは無いんですよ!実は、日本人形協会と日本郵政が提携して不要となった人形を引き取ってくれるサービスがあるんです。
『人形感謝(供養)代行サービス』といって、ゆうパックで人形を送ると、東京大神宮で毎年10月頃に行われる「人形感謝祭」で供養してくれるんですね。これなら、近くの神社で供養してもらえない場合でも、簡単に供養に出すことが出来るんです。
電話かWEBで申し込みをすると、
*お人形送り専用ラベル
*手続きについての説明書
*代金振込票
といったお人形差出キットが自宅に届きます。
そうしたら、雛人形を梱包して、その箱の側面に「ひとがた札に住所と名前を記入したもの」を届いた封筒に入れて宛名を裏側にして貼り付け、送り専用ラベル(着払い専用伝票)も貼り付けます。
あとはゆうパックの集荷を依頼して、自宅に取りに来てもらえばOK。すごく簡単ですよね!
そのあと一週間以内に郵便局で代金を支払えば、あとは10月に供養してもらえるのを待つだけです。無事に供養が終われば、10月の下旬ごろには郵便はがきで知らせてもらえるので、「どうなったんだろう?」ということもありません。
料金は、一箱5,000円。高いか安いかは人によって感じ方が違うかもしれませんが、個人的にはちょうど良いお値段かなーと思います。面倒な手間を省けるのは大きいですからね。
この箱のサイズには規定があって、
重 さ:30kg以内
の物に限られるので注意しましょう。
豪勢な雛飾りで人形が沢山いると、場合によってはちょっと収まらないかもしれませんね。
それと、この人形感謝代行サービスで引き取ってもらえるのは『人形』のみとなっているのも要注意です。人形以外のお飾りなどは受付できません。
↑WEB申し込みなどもこちらから行えます。
雛人形の飾りはどう処分する?
では、引き取ってもらえない雛人形のお飾りはどうやって処分したらいいんでしょうか?
結論としては、残りの飾りは各自治体に従ってゴミの日に出すことになります。
もし、近所の神社で供養を受け付けているなら、飾りごとすべて供養してもらえる可能性もあるので聞いてみてください。
でも、そうでない場合は普通にゴミとして処分するほかありません。
こちらは人形じゃないので捨てやすいかと思いますが、長く使った物にも魂が宿るなんていわれもありますし、そのままポイッは気が引ける…なんていう場合もあるかもしれませんね。
そんな、どうしても気が咎める場合は、塩などで清めてから捨てると良いと思いますよ。
お正月飾りを捨てるときのように、お飾りに塩をふってから新聞紙などで包んで捨てるといいかもしれませんね。
そこまで気にしないなら、普通にいつものゴミと同じ処分で大丈夫です。気持ちの問題ですからね。
雛人形を処分する方法まとめ
いかがでしたか?
- あまり気にしないタイプならそのままゴミへ出してOK
- 抵抗があるなら神社か代行サービスを使って供養する
- または近所に寄贈できる場所があるなら寄贈してもOK
- 供養する場合、飾りは普通にゴミとして処分する
娘さんの成長を見守ってきてくれたお雛様に感謝の気持ちを持ちつつ、あなたに合った方法を選んで処分してくださいね。
それでは、少しでも参考になりましたら幸いです。
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