小学校の卒業文集に載せる親から子へのメッセージ、何を書いていいのか悩んでしまいますよね。伝えたい気持ちはたくさんあっても、それをどう文章にしていいかわからなかったり、文集という皆が見るものに載せる文章だからあまり深いことは書けないし…。
そこでここでは、小学校の卒業文集に載せる親からのメッセージについて
「どんなことを書いたらいいのか?」
「書かない方が良いことはある?」
というメッセージを書くうえで気を付けたいポイントと、いくつかの例文を紹介していきます!
小学校の卒業文集に親からのメッセージはどう書けばいい?
「卒業文集に一言メッセージを書いてください」と言われても、わかりましたーってサクサク書けるものじゃないですよね。こういうメッセージって普段書きなれないですし、何をどう書いて良いのかわからなくて悩んでしまうと思います。
そんなときは、まず最初にあなたがお子さんに「伝えたい気持ち」や「思い出」をいくつか箇条書きにして書き出してみるといいですよ。思いついたことを次々紙に書いていくと、そこから「何をピックアップしてどういうふうにまとめるか」というのを考えやすくなります。
卒業文集に寄せる言葉ということなので、出来れば家庭の出来事より学校でのことを話題に出すと良いですね。例えば、クラブ活動を頑張ったとか、学校で成長した部分を褒めてあげるのがいいと思います。
「このことについて書こうかな」というのが決まったら、あとはあなたの気持ちを正直に書きましょう。あなた自信が考えた言葉は、きっとお子さんにも伝わりますよ。
ただ、あまりにもディープな内容だったり、親バカ丸出しだったり、感動的な言い回しを…と考えて変に凝った文章にしてしまうと、それが卒業文集を手にする人すべてに見られてしまうわけですから、ちょっと恥ずかしい思いをしちゃうかもしれません。自分たちをママ・パパと書くのもちょっと幼稚に感じてしまうので避けた方がいいかもですね。
素直な気持ちを書くのが重要ですが、一応「みんなが見る」ということも頭に入れて、万が一にもお子さんが恥ずかしい思いをしないように気を付けましょう。
よっぽどでない限りは大丈夫なので難しく考えすぎなくて良いのですが、「そんなこと言われたら、余計にどう書いたらいいのかわからないよ!」と思われるかもしれませんね(^-^;
そこで、次からは卒業祝いのメッセージを書く上で気を付けたいポイントについていくつか紹介していきたいと思います。
卒業メッセージの書き方のポイントは?
ここまで卒業祝いの親からのメッセージについてお話してきて、ぼんやりとビジョンが見えてきましたか?それとも、まだ全然何も思いつきませんか?
ここからは、卒業メッセージの書き方のポイントについて、「ここを気を付けた方が良い」というところや「書かない方が良い言葉」についてお話していきますね。
その1:卒業メッセージに書かない方が良い言葉
こういった卒業メッセージである意味「定番」でもある言葉で、実は子供にはあまり嬉しくない言葉があります。
それは、「頑張ってね」という言葉。
- 中学に上がっても頑張ってね
- 中学校の勉強も頑張ってね
など、気軽に書いてしまうことが多いこの言葉ですが、子供にとっては「今よりもっと頑張らなきゃダメなんだ」とプレッシャーになってしまうこともあるんですよね。期待されていることが重荷になってしまったり。
もちろんすべての子供がそう思うわけではありませんが、卒業して環境が変わることを不安に思っている子も多いので、できれば避けた方がいいと私は思います。
頑張ってほしい、という気持ちを伝えたい場合、じゃあどう書いたらいいの?と思われるかもしれません。
そんなときは、できれば「頑張って」じゃなくて、
- 応援しているよ
- 見守っています
などの言葉で、子供自身が頑張ろうとしているのを「私たちは全力で支えていくよ、いつでも味方だよ」と全面バックアップする気持ちで書いてみるのが良いと思います。これなら、頑張らなきゃいけないプレッシャーとは違い、両親が支えてくれる安心感を得て自分から頑張ろうと思えますよ。
同じ理由で、たとえば小学校のクラブでいい成績を残していたからといって、中学でも一番を目指そう!というようなメッセージにすると、ちょっと「期待の押し付け」になってしまうこともあるので要注意。本人が中学では違う事をやりたいと思った時に言いづらくなってしまったりしますし、あくまでも具体的な目標みたいな事は書かないほうが良いですね。
また、書こうと思わないとは思いますが、「否定の言葉」もお祝いメッセージには書かないでくださいね。
小学校では勉強が駄目だったけど中学で頑張ろうとか、運動は苦手だけどよく頑張ったねとか。自分でそう思っていることでも、親に、ましてや卒業文集のメッセージとして皆に見られるところで自分の能力を否定されると傷つきます。自分って駄目なんだ、と思い込んでその後の人生に影響が出る可能性もありますから、注意してくださいね。
その2:ここを気を付ければOK!言葉選びのポイント
あなたの気持ちが綴られていれば、どんな文章でもお子さんは喜んでくれると思います。
ですが、このポイントを押さえると、もっと心に響くメッセージになるかもしれません。
1.一人前の人間として扱う
小学校を卒業する年頃では、やはり大人と同じような対応をしてほしいと思うものです。
内容は我が子への感謝や応援だとしても、文章・文体は大人にメッセージを送るのと同じようにキッチリ書きましょう。
完全に子ども扱いしたメッセージは、精神的に大人になりかけの12歳にとっては嫌なものです。極端な例で言えば「ママの可愛い○○ちゃん大好きだよ♡」みたいな…さすがにここまで書く人はいないでしょうけど。笑
最初の方でも書きましたが、「ママ・パパ」は家で呼んでいても文章にするにはちょっと軽くなってしまうので止めた方がいいですね。
敬語で書くのはちょっと固くて嫌だな、と感じる場合は大人の友人に書くような文章を意識するといいでしょう。
2.成長の喜びや感謝の気持ちを書くといい
どんなメッセージにしようか悩んだら、お子さんがここまで大きく立派に育ってくれたことに感謝するようなメッセージを書くのがオススメです。
その時、背が伸びたとか見た目の成長ではなく、1年生で出来なかったことが今は出来るようになった等の精神的な成長について褒めてあげると、お子さんの自信にもつながります。
こうしてメッセージを考えていると、お子さんの成長を一つ一つ改めて確認できて、感慨深いものですよね。その気持ちを素直にメッセージに書くのが一番お子さんにも伝わるのではないでしょうか。
3.最後はこれからのことを応援するメッセージを
小学校時代を振り返るだけでなく、最後は中学校にあがるお子さんへの応援の気持ちを伝えましょう。
何があっても私たちが付いているから大丈夫!と、期待と不安で胸がいっぱいのお子さんを支えるようなメッセージを伝えてあげるといいですよ。
小学校の卒業メッセージの例文!
どうでしょう、大体どんなメッセージにすればいいのか思い浮かんできたのではないでしょうか?
まだ、メッセージの全体像が掴めないという場合は、これから紹介するいくつかの例文も参考にしてみてください。もちろん、これをそのまま写して書けばよいという物ではありませんよ。大体こういった流れで書けば良いんだな、というのを掴んでもらって、言葉自体はあなたが考えて書いてあげてくださいね。
○○、卒業おめでとう。
6年間、勉強もクラブ活動も遊びも、全力で頑張ったね。
たくさんのことを学んで、優しく立派に成長してくれた○○を誇りに思います。
4月からは中学生。期待と不安でドキドキしているでしょう。
○○ならきっと楽しい中学校生活になるから大丈夫。
父も母も見守っているから安心して新しい世界に飛び込んでね。
卒業おめでとう。
入学初日の不安そうな表情から、今ではとても自信に満ちた頼もしい笑顔になりましたね。
○○の成長を心から嬉しく思います。ありがとう。
中学に上がること、今は不安かもしれないけれど、すぐにまた笑顔になれるよ。
私たちはいつでも○○の味方です。あなたらしく羽ばたいてください。
1年生からずっと続けてきた野球、本当によく頑張りましたね。
毎日毎日、泥んこになってクラブ活動に励む○○を見ていて、母も楽しかったです。
立派に成長してくれてありがとう。
中学校になっても好きなことに打ち込んで楽しい学校生活を送れるように、父も母も応援しています。
卒業おめでとう!
卒業文集の親からのメッセージについてまとめ
いかがでしたか?卒業祝いのメッセージを親から子へ書く場合、どんなことをどんなふうに書けば良いのか、参考になりましたでしょうか。
小学校の卒業メッセージを親から送れるのは一度だけです。思いつかないとか、めんどくさいなどと思わず、子供が無事に成長してくれた喜びを素直に伝えてみてくださいね。
また、卒業文集用に書くメッセージでは家でのエピソードなどが書きにくく、本当の気持ちが伝え辛いということもあるかもしれません。そんなときは、これとは別に手紙を用意してあげるのも良いと思います。子供に手紙を書くことってあんまりないですよね。こういう機会に手書きの文章で愛情を伝えてあげると、お子さんはきっと喜ぶとおもいますよ。
親からの愛情を十分に感じられると、それは自分に対しての自信にもつながります。お子さんの成長のためにも、愛情たっぷりのお祝いメッセージを送ってあげると良いですね。
それでは、この記事があなたの助けになれば幸いです♪