長時間座っているとジリジリ痛くなってきてツライ坐骨神経痛。
毎日毎日痛みのことばかり考えていると、気分も落ち込んでしまいますよね。
実際、私も長期間この坐骨神経痛に悩まされていました。
今回は、坐骨神経痛を少しでも緩和させるにはどうしたらいいのか?ということを、実体験をもとに書いていきたいと思います。
坐骨神経痛のつらい痛みを緩和するためにしたこと
はじめに、私が坐骨神経痛になってから痛みが緩和されるまでの流れを書いておくと、
↓
痛み止めを飲むも完治せず
↓
2年くらい我慢
↓
整骨院で治療やアドバイスを受ける
↓
半年くらい続けて、大分軽くなった
という感じです。
ある朝、私は目覚めと同時に左足の痛みに襲われました。左足全体がジンジンと痛くて「これは普通じゃないかも」と思いその日のうちに整形外科を受診しました。
診断結果は「腰椎ヘルニア」でした。足を上げると痛みが増すことと、レントゲンの結果ほんの少しだけど腰椎の間隔が狭いところがあったからということです。
そして、痛みの改善のために、
- 鎮痛剤
- 神経痛のお薬
- 貼るタイプの鎮痛剤
- 骨盤ベルト
の4つを処方されました。
骨盤ベルトは、筋力の低下につながるので「どうしても」という時だけと注意されていたので、あまり着用せず。
鎮痛剤は胃が荒れてしまったので1ヵ月で止めて、それ以外のお薬は3ヵ月以上続けていました。
この治療で激しい痛みや全体的なしびれ感は無くなったものの、長時間座っていたり立っていたりすると、痛みが出て辛いというのは変わらずで…。
薬を長期間飲み続けるのがイヤだったこともあり、整形外科に行くのをやめて、痛みはもう「そういうものだ」と受け入れて2年ちかく過ごしていました。
あるとき、家族の紹介で整骨院へ行くことになったのですが、正直信用していませんでした;
ものは試し、くらいの軽い気持ちで行ったのですが、そこでの治療と改善のアドバイスを受けて半年ほどすると、あんなにしつこかった痛みが軽くなったのです。
その整骨院で行った施術がAKA(日本関節運動学的アプローチ)というものでした。
先生の説明によると、関節には「関節の袋」というのがあり、その袋の中をなめらかに滑るよう動いているそうです。それが、何らかの原因でロックされてしまい動かなくなってしまうと腰痛や坐骨神経痛を引き起こしてしまうのだとか。
そのロックを解除するのがこのAKAという治療なんだそうです。
仙腸関節をゆるめて動きがでるようにしているらしいのですが、やってもらっている本人は、そっと触られているだけって感じで、痛くもなんともありません。不思議です。
このAKAをやってもらうと1日~2日くらいはより痛みが出てしまったりするのですが、その後は脚が軽くなりました。
また、どうしても痛みがあると出かけるのも億劫になり、引きこもりがちでしたが、運動しなさいと先生に言われて軽いウォーキングをしていたところ、痛みが出る頻度がかなり減ったように思います。
というわけで、私の坐骨神経痛を和らげてくれたのは、「AKA」と「運動」が大きな要因でした。
坐骨神経痛は整形外科と整骨院どっちへ行けばいい?
前章で、整骨院に行き痛みが和らいだと書いたので、整骨院に行った方がいいと思われるかもしれませんが、最初は絶対に「整形外科」に行きましょう。
何故なら、レントゲンなどで痛みの原因を調べておいた方が間違いないからです。
もちろん、腰痛や神経痛にはわかっていないことも多く、レントゲンだけでは原因不明と言われることもあります。でもやっぱり、先に調べておくに越したことはないと思います。
私の場合も、急性的な痛みは整形外科の治療で多少緩和しましたし、整骨院で説明するにも整形外科でこう診断されたとわかっている方が伝えやすく治療方針も決めやすいのでは、と思います。
整形外科を受診して解決しなければ整骨院という流れが良いでしょう。
また、整骨院にも色々ありますが…施術してくれる先生が「柔道整復師」の資格を持っている所を選ばれると信用度が上がると思います。また、AKAをできる人はあまりいないようですので、HPなどでやっているかどうか確認してみましょう。
デメリットとしては、事故などが原因でない坐骨神経痛の場合、保険がきかないので少しお財布がツライかもしれません。
あと、先生が合わないタイプだと「嫌だな」と思って効果が半減しちゃうかもですね;
そういった場合は無理せず違うところに変えてしまえばいいと思います。
坐骨神経痛による痛みには運動がいい!
動けないほどツライ痛みの時は安静にした方がいいですが、そこまででなければ体を動かすことが痛みを和らげる一番の方法だといいます。
ジッとしていると痛むので軽く動かしたりはしますが、ウォーキングなど本格的な運動となると、余計に悪化しそうと二の足を踏んでいませんか?私もそうでした。
遠くにお出かけしたりすると痛みが増していたこともあり、あまり運動しないほうがいいんじゃないかと思って引きこもっていました。
でも、「とにかく運動!動かすことが一番いいんだよ」と言われて、渋々(笑)ウォーキングまではいかなくても、いつもバスに乗る所を歩いたりするなど、「歩く時間」を増やしてみました。
最初は痛みもあるし、しんどいな~と思っていたんですが、続けるうちに筋力が付いてきたのか、あんまり痛まなくなってきました。続けることが大事なんだと思います。
まとめ
とにもかくにも「運動不足」が一番の敵のようですね、坐骨神経痛。
ちょっと一駅分歩くとか、ちょっと買い物するお店を遠くにしてみるとか、その程度でいいので歩く距離を伸ばしてみると、いい運動になると思います。
整形外科で骨に問題がなければ、整骨院に頼ったりするのもいいと思いますよ。最初はなかなか信用できないかもしれませんが、痛みについて相談できるだけでも少し気が軽くなります。私は今まで頭の中を痛みに占拠されてて、いつの間にか暗くなってたな、と気付きました。
また、特に私の場合は痛みが長期間だったので、ヘルニアはもう治っているが「脳が痛みを記憶している」状態らしく、本当は痛む原因が無いのに脳みそが勝手に「こういう場合は痛む」と覚えて指示を出しちゃってるような感じがあるそうです。それを施術や運動で痛みが無い状態を思い出させることで解消させることができるかもしれないんですって。
どうかあなたの痛みも緩和されますように!