よくテレビで健康にいいと紹介される「トマト」。
私は昔から大のトマト好きなので、たとえ体に良くなくても食べますが(笑)せっかくなら、効率よく栄養をとれる食べ方をしたいですよね。
美容にも良いといわれる「リコピン」ってどういった栄養素で、何故体にいいのか?何回見ても忘れてしまうので、ちょっと詳しくまとめてみました。
トマトの栄養リコピンってどんなもの?
リコピンというのは、「カロテノイド」という動物や植物に含まれる赤・黄色・オレンジ色の色素のひとつ。
なので、まだ若いトマトよりも、真っ赤に熟したトマトなどに多く含まれるようです。
このリコピンは私たちの体の中では作ることができません。なので外から摂取する必要がある栄養なんですね。
また、リコピンには抗酸化作用があるといいます。
私たちが体に取り入れた酸素の一部は、活性酸素という「酸化させる力が強い酸素」になって、体内に侵入してきた細菌をやっつけてくれるなど、大切な役割を果たしています。
しかし、ストレスや喫煙などで活性酸素を消去する機能が追い付かなくなってしまうと、体の中に過剰に活性酸素がたまり、細胞や血管などまで攻撃して「酸化」させてしまい、様々な病気の原因になってしまう可能性があるようです。
抗酸化作用とは、この活性酸素を抑えてくれる力のことらしいです。
トマトのリコピンはこの抗酸化作用がとっても強いと言われているようですね。
他にも、美容にいいとかも言いますね。ただ、そうだったら私は今ごろツルツルお肌のはずなのに…!
ってさすがに、不摂生でボロボロのお肌をツルツルにするパワーまではないですよね(^-^;
何事もバランスですから、トマトを食べれば万事解決!ってもんじゃないです。頼りきるのではなく、健康のお手伝いとして食べていくのがいいと思いますよ。
ちなみに、リコピンばかり取り上げられがちですが、それ以外にもトマトには色々な栄養があるんですよ。
リコピン以外の主な栄養は
- ビタミンC
- ビタミンE
- カリウム
- βカロテン
といったあたりです。
美味しいうえに栄養たっぷりなトマト、最高ですね♡
トマトのリコピンは色によって違う?
真っ赤なトマトはリコピン豊富と書きましたが、ではプチトマトなどの黄色いトマトにはリコピンが少ないのでしょうか?
答えは「NO」です。含まれるリコピンの量に変わりはないようですね。
赤いトマトとはリコピンの種類が少し違うようで、黄色いトマトの方がリコピンの吸収率が高いらしいです!
ですから、プチトマトを食べるなら黄色いものを選ぶと効率的にリコピンを取ることができるんですね。
赤いトマトも黄色いトマトも、まだ若い青みが残っている状態より、しっかり色づいたものがリコピンが増えているので、注意して買いましょう。リコピンは味よりも色が大事です!
また、大きいトマトよりもプチトマトの方が栄養価が高いと言われているので、トマトの中では黄色プチトマトがおすすめです。
サラダに乗せてもカラフルで可愛くなって良いですよね♪
でも、もっとリコピンを吸収しやすくするには「加熱」したほうがいいんです!
トマトは生と加熱と栄養取りやすいのはどっち?
まずは生で食べることの利点を上げると
- ビタミンCが失われない
- カリウムが減らない
こんなところでしょうか。
ビタミンCもカリウムも水溶性なので、炒めたりすると熱と水分で多少は減ってしまうようです。これをしっかり取りたいなら生のほうがいいかもしれませんね。
それに比べて加熱することの利点は、
- リコピンの吸収率が上がる
- ビタミンEの吸収率が上がる
- βカロテンの吸収率が上がる
- 体が冷えない
といった感じです。
リコピンは熱に強く、加熱しても壊れません。さらに、リコピン・ビタミンE・βカロテンは脂溶性といって油に溶け出す性質をもった栄養素なんですね。なので、油で炒めたり、煮たりすることで、栄養の吸収がぐっと高まるそうです。
ビタミンCとカリウムは減少してしまうかもしれませんが、全部が無くなってしまうわけではないので、どっちがオススメかといったらやっぱり「油を使った加熱調理」が栄養の吸収面ではオススメですね。
また、冬場に冷たい生野菜を食べると体が冷えてしまいますよね?そういう時にも加熱したトマトはピッタリです。栄養はとれるしなんといっても美味しい!
炒め物・パスタ・煮物など、様々な料理に合いますので、是非トマトを料理に使ってみてくださいね。
私が個人的に好きなのは、いわゆる「トマたま炒め」です。トマトと卵を炒めるだけで簡単美味しいですよ♪
オススメは千切り生姜を加えることです。生姜とトマトって最強タッグですよー!
まとめ
リコピンって体にいいって言うけど具体的にどう良いの?って何回テレビで見ても覚えられなかった私。
調べてみると、これを治す!とかではなく、健康の基礎の部分に役立ちそうな栄養でしたね。
また、プチトマトの方が栄養が高いというのも驚きでした。私は大きいトマトが好きなんですけど、プチももっと積極的に取るようにしようと思いました。黄色をメインに!
また、加熱トマトが好きな身としては、加熱調理の方が栄養の吸収が良いと知れてよかったです♪
あなたも、トマトを美味しく食べて、毎日元気に過ごしていきましょうね♪
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