この時期大流行してしまうインフルエンザ。
外出時はうつらないように色々対策をとりますが、家族がインフルエンザを発症してしまった場合、「自分にもうつってしまうのでは」と不安になりますよね。
看病をしなければならないし、どうしてもうつりたくない!と思うものです。
そこで今回は、インフルエンザの家庭内感染を防ぐ対策方法をいくつかご紹介します!
インフルエンザの予防は家族が感染したらどうする?
インフルエンザに家族がかかったらどう予防したらいいのか、とても悩みますよね。
同じ空間で生活する以上、外で貰ってくるのに比べて高確率でうつってしまいそうで不安になります。なんとしてでも一家全滅は防ぎたいところですね。
インフルエンザの家庭内感染を予防するには、まず第一に感染者の隔離、そして感染していない家族の免疫力を下げないようにすることが重要です。
隔離までは出来なくても、なるべく感染者との接触を避けることで感染するリスクを下げることができます。
それに免疫力が高ければ、万が一感染しても発症せずにすむかもしれません。
とはいえ、家族の看病をしないわけにもいかないですし、必要最低限の接触は避けられないですよね(^-^;
そういった場合は、次の章で紹介する対策方法を試してみてください。
インフルエンザの家庭内感染はどう対策すれば防げる?
家族のインフルエンザをもらわないために、どんな対策をとればいいのか?気になりますよね。
具体的な家の中でできる対策をいくつか挙げてみます。
1:十分な睡眠をとる
「そんなこと?」と思われるかもしれませんが、意外にこれがとても重要なんです。睡眠が足りていないと体がちょっと弱った状態になってしまうので、普段は跳ね返せるようなウイルスにも感染してしまう可能性が高くなるのです。
実際、私も初めてインフルを家族からもらっちゃったときは、ちょうど徹夜明けの日でした。それまでは家族がかかってもうつったことが無かったので、寝ていなかったから免疫が落ちてしまっていたのかな、と思います。
なので、そういったことのないように、十分な睡眠をとり、規則正しい生活をするようにしましょう。
自分の免疫力を高めておくことが最重要です。
2:家族全員マスクを着用する
マスクのウイルスを防ぐ効果は低いなどと言われていますが、感染した人がマスクを着用して咳やくしゃみで唾液と共にウイルスをまき散らすことを防ぐ効果はとても大きいんです。
なので、最優先で感染した家族にマスクを着用してもらいましょう。
さらに他の家族もマスクをすることで、空気中のウイルスに対しても多少の防御になりますし、ウイルスを触ってしまった手で口元を触ってしまう…なんてことも防ぐことができます。
また、自分の呼吸でマスクの中が加湿されることで、感染のリスクを減らすこともできるので、できればマスクを着用するようにしましょう。
↑このような個包装で沢山入っているマスクを買っておくと、まめに交換できるので衛生的です。
外したマスクは密閉して捨てましょう。
長時間マスクをしていると耳が痛くなるのが難点なのですが、耳の後ろにガーゼを挟むなど工夫してダメージを軽くすると良いでしょう。
3:部屋の加湿をする
インフルエンザウイルスは湿度が高いところを嫌います。加湿器をお持ちなら、なるべく使用するようにしましょう。
常に50%~60%程度の湿度を保つようにすると感染を防ぎやすくなります。
もし加湿器が無かったら、洗濯物の部屋干しをするだけでも室内の湿度が上がりますのでオススメです。
4:手洗いをしっかりする
インフルエンザに感染する原因は、飛沫感染と接触感染によるものが多いです。
飛沫感染はマスクによってある程度防げますから、今度は接触感染を防ぐために、手洗いはこまめにするようにしましょう。
特に、部屋のドアノブ(特に共有するトイレなど)を触ったりした後や食事の前には、かならず石鹸で洗うように習慣づけましょう。
手を洗うときは、かるく流すだけじゃなくて、石鹸をつけて
1.手のひらをこすり合わせる
2.手の甲を擦り洗いする
3.手を組むようにして指の間をしっかり洗う
4.手の甲側からも指の間をしっかり洗う
5.手のひらに指先をあてて、ひっかくように爪の間を洗う
6.親指を反対の手で握りこむようにして、グリグリと指と指の間を洗う
7.親指の付け根の部分も洗う
8.手首の周りをひねるようにして洗う
9.流水でよく洗い流す
と、普段よりもしっかりめに洗うと効果が高まります。
5:感染した人が使ったティッシュなどは密閉する
鼻をかんだティッシュなどをそのままにしておくと、大量のウイルスがそこから周辺に広がってしまいます。
できれば、ビニール袋などにいれて口をキュッとしばって密閉しておきましょう。
6:アルコール消毒をする
徹底して感染を防ぐなら、感染者が鼻をかんだ手や、触った場所などをアルコール除菌すると良いでしょう。
インフルエンザウイルスはアルコールでやっつけられるので、市販の除菌用アルコールをスプレーして拭くのも良いですし、個人的にはエリエールの除菌できるアルコールタオルのような感じの除菌ウェットティッシュを使用するのが手軽でオススメです。
7:お茶をこまめに飲む
緑茶、または紅茶にはインフルエンザを殺菌する効果があるそうなので、こまめに飲むと感染予防につながります。
特に緑茶が効果的で、できれば20分に1回など(インフルエンザウイルスが吸収される時間が20分程度と言われているので)飲むようにすると、のどに付着したウイルスが吸収されるまえに胃に送られて殺菌されるので、お医者さんはこまめに緑茶を飲んで感染を防いでいるんだそうです。
そこまでまめには無理でも、飲まないより飲んだほうが良いので、是非取り入れてみてください。
このとき、かるく口の中をゆすぐようにすると口内のウイルスも落とせて良いです。そのまま飲んでも大丈夫ですが、気持ち的に嫌だな~と思ったら出してもOKです。
何をどう対策しても、うつってしまう時はうつってしまうインフルエンザ。ですが、ここまでやっておけば、何もしないよりはかなり感染する確率を下げることができるでしょう。
この対策は、ご家族がインフルエンザを発症してからおおよそ「5日」程度は続けておきましょう。心配でしたら1週間ほど続けても構いません。
インフルエンザが家庭内感染する確率は?
ちなみになんですが、インフルエンザが家庭内で感染してしまう確率ってどのくらいなんでしょう?同じ空間で生活していると、「ほとんど感染してしまいそう!」と思いがちですよね。
意外なことに、インフルエンザが家庭内感染する確率は大体「10%程度」なんだとか。
新型だったり、感染力の強いインフルエンザの場合はまた違ってくるようですが、思ったより少ないですよね。
それにもし感染したとしても、そこから発症するかどうか?というのはまた別の話になってきます。家族の免疫が強ければ、万が一感染しても何事もなく済むかもしれませんよね。
そう考えると、それほど怯えなくてもいいのかな?と思いますよ。
ただし、もしご家族にお年寄りや小さなお子様など、免疫力の弱い方がいらっしゃるのなら、感染確率はもっと高くなる可能性がありますので注意した方が良いです。
特にお子様は、マスクなどの対策がなかなか出来なかったりしますからね(^-^;
手洗いや生活リズムの徹底などで、感染予防をしていきましょう。
インフルエンザの家庭内感染予防まとめ
いかがでしたか?
一人がインフルエンザにかかったと思ったら、次々と広がっていって皆で寝込んでしまう、なんてことになったら大変ですよね;
家の中でできる対策はできるだけ実行して、感染拡大を防ぐようにしましょう。
全部は覚えられない!とか、そんなに色々出来ない…という場合は、
手洗い・マスク・睡眠・加湿
この4つだけでも徹底してみてください。これだけでも何もしないのと比べれば大分違いますよ。
それでは、あなたの健康とご家族のインフルが早く良くなるように願っています。