お正月に飾った真空パックになっている鏡餅。
鏡開きの日に、いざ下して食べようと思っても、そのままだと大きいし、固いので小分けにするもの大変ですよね。私も初めて鏡餅を買ったときは、なんとか簡単に切り分けることができないのかな?と頭を抱えてしまいました(^-^;
そこで今回は、「パックの鏡餅をどうやって切ればいいのか、簡単な方法は?」ということについてお話していきます。
鏡餅真空パックの切り方は?
切り餅や丸餅に小分けされていない、ちゃんと鏡餅の形をした真空パックの鏡餅ってどう調理したらいいものか?悩んでしまいますよね。
そのままだと焼くにも煮るにも大きいですし、包丁で切り分けようと思っても結構固いので手が痛くなってしまったり、最悪の場合怪我をしてしまうことも。
真空パックの鏡餅は乾燥していないので、本物の鏡餅のように木槌で割ることもできませんし、どうしたらいいのか扱いに困ります。
一体どうやって切り分ければいいんでしょうか?
ご家庭ごとに色々な方法がありますが、今回はその中でもとっても簡単な『レンジを使って切り分ける方法』をご紹介しますね。
鏡餅の切り方で簡単な方法は?
固い状態になっている真空パックの鏡餅。切り餅に比べて大きいこともあり、そのままでは上手く切れませんよね。
こんな時は、レンジでちょこっと加熱してあげると、お餅がちょっと柔らかくなって切りやすくなるんです。
これさえわかれば、もう無理やり切り分けて手が痛くなることはありませんよ♪
~真空パックの鏡餅の簡単な切り方~
1:パックから取り出した鏡餅を、サッと水にくぐらせる。
2:ラップを巻いて、レンジで15秒加熱。
3:固さを確認して、少し柔らかくなっているようなら水で濡らした包丁を使ってお好みのサイズに切り分ける。
※まだ切れない固さだったら、10秒ずつ様子を見ながら加熱してみる。
どうですか?とっても簡単ですよね。
サイズの大きさによっても加熱時間は変わってきますので、様子を見ながら追加してみてください。
ポイントは、「あまり加熱しすぎないこと」です。加熱しすぎるとトロトロになりすぎてしまって切り分けにくくなってしまいますので気を付けてくださいね。
切り分けたもので食べきれない分は、小分けして冷蔵や冷凍して保存しておきましょう。
鏡餅を切ってはいけないって本当?
ここまで切り方の説明をしてきて今更ですが、本当は鏡餅を刃物で切るのが縁起が悪いとされているんですよね。
武家社会では『刃物で切る=切腹』を連想させるため、縁起が悪くやっちゃ駄目だったんですって。
とはいえ、現代は武家社会じゃないですし、そこまで難しく考えると鏡餅を飾ることすらめんどくさくなっちゃう場合もありますので、多少ゆるく考えてもいいんじゃないかなと思います(^-^;
まったく伝統的な行事をしなくなるよりは、時代によって多少の変化をさせて続けていく方が、絶えなくていいかなーと私は思いますので。
ただ、縁起が悪いと聞くと新年早々嫌な気持ちになってしまう場合もあるかと思います。
そういったときは、鏡餅をレンジで加熱した際、包丁で切るのでは無くて「手でちぎる」という方法もありますよ!
ちぎって丸めて丸餅のような形状にして保存しておくこともできますし、柔らかめにして、そのままつきたてのお餅のような食感を楽しむこともできます♪
食べきれる量の大きさの鏡餅でしたら、長めにチンして柔らかくして、水で濡らしたスプーンなどでちぎって取り分けてきな粉などをまぶすと簡単に食べられますよ。お雑煮やお汁粉にポイッと入れることも出来ますし、もしかしたら切るよりも手軽かもしれませんね。
注意点は、熱々のお餅が手に張り付くと大やけどになってしまうかもしれないこと!
手でちぎる場合は少し冷ましてから、張り付かないように手を濡らして、ササっとやりましょう。長くお餅に触れないように手早くちぎるのがコツです。
鏡餅真空パックの切り方まとめ
いかがでしたか?
あのドーンと大きい鏡餅を見ると、どうしたらいいのか戸惑ってしまうかもしれませんが、意外と簡単に食べられることがわかったと思います。
きれいに切り分けて保存したいなら包丁で切る。
縁起を担ぎたい、すぐに食べたいなら手orスプーンでちぎる。
とあなたの好きなように小分けにして美味しく食べてくださいね。
お正月の間、年神様が宿っているという鏡餅。
是非その力を分けていただいて、今年一年の無病息災を祈りましょう。