真空パックなどじゃない、本物の鏡餅はとても立派ですが、鏡開きの日まで飾っておくととても固くなってしまいますよね。
そうなると、切り分けることも出来ないし、かと言って割るのはもっと大変だし、どうしたら簡単に小分けにできるのか悩むところです。
そこで今回は、固くなった鏡餅の切り分け方で簡単なものをいくつか紹介していきたいと思います。
鏡餅が固いときの切り方は?
カッチカチになった鏡餅は、包丁を入れようとしてもびくともしませんよね(^-^;
本当は、刃物を使うのは縁起が悪いため、木槌などでたたき割るのが良いのですが、それもかなり力が必要で大変ですから、なかなか出来ません。
でも小分けにしない事には食べられないですから、困っちゃいますよね…。
なので、鏡餅を少しでも柔らかくして、切りやすくする方法をご紹介します。
1:電子レンジで加熱する
一番簡単で、なおかつ時間もかからない方法が、『電子レンジで加熱して柔らかくする』やり方です。
具体的な手順は、
2.ラップで全体を包む
3.電子レンジで15~30秒加熱する
4.水で濡らした包丁で好きなサイズに切り分ける
という感じです。
固くて切れない場合は、10~15秒ずつ追加で加熱していきましょう。こまめに確認をしながら温めてみてくださいね。
あまり加熱しすぎてしまうと、柔らかくなりすぎて切りづらくなってしまうので、いっぺんに長時間チンするのは避けた方が良いです。
また、中だけ柔らかくなって外側は固いまま…とうまくいかない場合もあります。
「切ることは出来るけど、食べるには固い」という固さの場合は、その部分だけを細かく切って乾燥させて、油で揚げる『かき餅』にしてしまえば、固さを気にせず食べることができますよ。
切ることも難しい固さのままでしたら、次の方法も試してみてください。
2:一晩~丸一日水につける
大きな入れ物に鏡餅と、鏡餅がとっぷり浸かるくらいの水を入れておきます。
お餅が水分を吸収して、大体一晩~丸一日(24時間)程度で、切ることのできる柔らかさになります。大きさによってはもう少し長くかかることも。
時間がかかるので、すぐに切り分けて食べたい!という場合には向いていませんが、手順としては「水につけるだけ」と簡単な方法ですね。
また、一般家庭ではなかなか無いと思いますが、電子レンジに入らないような大きい鏡餅だった場合も、この方法ならタライのような大きな入れ物さえ用意すれば実践できます。
一般家庭に大きなタライも無いかもですが(^-^;
3:水につけたあと電子レンジで加熱する
水につけてもなかなか柔らかくならない、待ちきれない!なんていう場合は、しばらく水につけた鏡餅をラップに包んでレンジでチンするという合わせ技もあります!
半日程度水につけてからレンジでチンすると、ちょっと濡らしてレンジをかけたときよりも、柔らかくなりやすいんです。
なので、例えば鏡開きの日の朝に水につけて、半日たった午後2~3時頃にレンジで加熱して切り分けると、ちょうどオヤツ的にお汁粉を作れたりします。
全部は無理でも、なるべく鏡開きの日に食べた方がよいものですから、この方法で時間短縮して当日中に美味しく食べれるといいですよね♪
鏡餅が固いときの切り方まとめ
いかがでしたか?
無理して力技で切らなくても、こうした鏡餅を柔らかくする方法を使えば簡単に固い鏡餅を切り分けることができます。
鏡餅に包丁を入れるのは縁起が悪いと言われていますが、(何故か?はこちらに軽く書いています⇒お正月飾りや鏡餅はいつまで飾る?片付ける日や下げる日って?)現代では結構包丁で切るのも一般的になっています。木槌など鏡割りをする道具を持っていることも少ないですし、大変ですしね(^-^;
なので、時代に合わせてそのくらいは変えてもいいのかな~と私は思っています。
ただ、鏡餅がひび割れるくらいに乾燥しきっているなら、パリパリになっていると割れやすいといいますので、もしかしたら金槌などで叩いて割る方が簡単かもしれません。
その場合は、ビニール袋などに入れて飛び散らないようにしてから叩いて割るようにしましょう。
マンションやアパートの2階以上に住んでいる場合は、下の階の人に迷惑がかからないように、タオルなどを厚めに敷いてやるといいかもですね。
それでは、鏡餅を食べて、今年も無病息災で良い一年にしていきましょうね♪
鏡餅にカビが生えてしまった!という場合はこちらの記事も参考にしてみてください。
⇒鏡餅がカビたら捨てるべき?取って食べる?その危険性とは